韓国のフッ化物応用について


 韓国の水道水フッ素化は1981年、全斗煥大統領政権下で慶尚南道(キョンサンナムド)の鎭海(チンヘ)市で始まりました。以来、30余りの地域(市、郡)で実施されています(2002年)。
 
 しかし、韓国でも水道水フッ素化の安全性には疑問が提起され、反対運動があります。最近になって韓国で水道水フッ素化を事実上中止する決定をした地域があることについて、情報が少ないようなので(2003年3月現在)、ご紹介します。

韓国の水道水フッ素化状況
 
(2002年9月)

Fluoridate Area in Korea, September, 2002

地域(Area) 人口 開始年度 備考
Total 総 計 4,854,000
鎭海(市)(Chinhae/慶尚南道) 134,000 1981
C州(市)(Chongju/忠清北道) 560,000 1982 中止決定
果川(市)(Kwachon/京幾道) 67,000 1994 中止決定
浦港(市)(Pohang/慶尚北道) 471,000 1995 中止決定
(浦項)
寧越(郡)(Yongwol/江原道) 20,000 1996
牙山(市)(Asan/忠C南道) 44,000 1997
沃川(郡)(Okchon/忠C北道) 33,000 1997
天安(市)(Chonan/忠C南道) 232,000 1997
燕岐(郡)(Yeongi/忠C南道) 22,000 1997
晋州(市)(Chinju/慶尚南道) 290,000 1998
蔚山(市)(Ulsan/蔚山広域市) 706,000 1998
慶州(市)(Kyongju/慶尚北道) 164,000 1998
廣州(市)(Kwangju/京幾道) 111,000 1998 (広州)
南海(郡)(Namhae/慶尚南道) 11,000 1999
漆谷(郡)(Chilgok/慶尚北道) 2,000 1999
亀尾(市)(Kumi/慶尚北道) 370,000 1999
求禮(郡)(Kurye/全羅南道) 12,000 1999 (求礼)
海南(郡)(Haenam/全羅南道) 14,000 1999
安城(市)(Ansong/京幾道) 70,000 1999
陽(郡)(Chongyang/忠C南道) 9,000 1999 (青陽)
金海(市)(Kimhae/慶尚南道) 230,000 1999
麗水(市)(Yosu/全羅南道) 80,000 1999
連川(郡)(Yonchon/京幾道) 50,000 1999 (漣川)
昌寧(郡)(Changnyong/慶尚南道) 5,000 1999
陜川(郡)(Habchon/慶尚南道) 11,000 1999
安山(市)(Ansan/京幾道) 797,000 1999
江陵(市)(Kangnung/江原道) 30,000 2000
北済州(郡)(Bukcheju/済州道) 32,000 2000
儀旺(市)(Uiwang/京畿道) 113,000 2001 中止決定
南楊州(市) (Namyangju/京畿道) 150,000 2001

*「中止決定」について:韓国では自治体の「水道水フッ素化予算」を「削減・削除」することにより水道水フッ素化を事実上中止させています。「中止決定」とされた所は、議会で予算案から「水道水フッ素化予算」が削減・削除され、事実上中止に追い込まれている所で、それらを「中止決定」としています。選挙によって新たに議会が構成され、再び新たな年度で予算が復活する可能性も残りますが、2003年3月時点の情報から上記のごとくしました。
 
*表中の「郡」とは日本の町村に相当します。

参考
 
・釜山大学校 歯科大学 予防歯科学教室 金鎭範(KIM, Jin-Bom)教授の資料
・韓国の水道水フッ素化反対団体のホームページ(別掲)など

謝辞 (Acknowledgement)

 大韓民国の水道水フッ素化状況については Green Review (Noksaek Pyongnon) の Jong-Chul Kim さんに貴重な情報を頂きました。Kim さんに厚く御礼申し上げます。
 
  We would like to thank Mr Jong-Chul Kim, who is publisher and editor of Noksaek Pyongnon (Green Review), for providing us the information about fluoridation in South Korea.



韓国におけるフッ素化水道水のフッ素濃度
 
 韓国における水道水の目標フッ素濃度:0.8ppm
 (韓国の飲用水水質基準では最高フッ素濃度は1.5ppm)




清州市と城南市の斑状度比較

歯牙フッ素症(斑状歯)
(※ 水道水フッ素濃度調整=水道水フッ素化)
 

斑状度 水道水フッ素濃度調整
(清州市)(%)
水道水フッ素濃度非調整
(城南市)(%)
正常 normal 71.8 84.2
疑問型 questionable 7.0 5.4
軽微型 very mild 19.7 9.2
軽度 mild 0.7 0.0
中等度 moderate 0.7 1.2
重度 severe 0.0 0.0
 
SOURCE: 「韓国におけるフッ化物応用をはじめとした先駆的口腔保健事業について」釜山大学校 歯科大学 予防歯科学教室 金鎭範(KIM, Jin-Bom)氏の資料より
(註:比較年齢、比較年度、比較方法など不明)
※上記資料は山本武夫先生のホームページから引用させていただきました。




★韓国の水道水フッ素化反対団体
 
Green Review (Noksaek Pyongnon)
 
    →http://www.greenreview.co.kr/
 

※  韓国では1981年から水道水フッ素化が始まりましたが、1998年、Green Review(Noksaek Pyongnon)は韓国国民へ水道水フッ素化に関する情報<危険性など>を提供し始め、水道水フッ素化反対キャンペーンを始めました。これが韓国における水道水フッ素化反対運動の始まりとなりました。
 
水道水フッ素化反対国民連帯
 
    →http://www.no-fluoride.net/
 
清州水道水フッ素化中断のための市民行動
 
    →http://nof.ter.or.kr/

★韓国語のウェブを読むのに便利な翻訳ツール
 
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お願い
 
 下記の2つの文書は完全な和訳が出来ておりません。韓国語の出来る方、日本語訳を教えて頂けないでしょうか?ボランティアとなりますが、下記のメールまでお送り頂ければ幸いです。
 
加藤純二/宮千代加藤内科医院

大韓医師協会の水道水フッ素化に対する見解 

 大韓医師協会(日本の日本医師会に相当)は2002年1月、水道水フッ素化について「支持」するとしていたそれまでの見解を撤回し、水道水フッ素化について判断を留保するとしました。
 
      ※SOURCE:水道水フッ素化反対国民連帯《韓国のサイト》



大韓薬剤師会の水道水フッ素化に対する見解 

 大韓薬剤師会(日本の日本薬剤師会に相当)は2002年5月、水道水フッ素化について判断を留保するとしました。
 
      ※SOURCE:水道水フッ素化反対全羅北道道民連帯《韓国のサイト》

 

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