日経サイエンスの記事

「フッ素のとり過ぎにご注意」

2008年6月号、ニューヨーク大学准教授・Dan Faginが書いた記事です。
 

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「小生のコメント」

 7ページにはNPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議会長・境侑(福岡歯科大学名誉教授)と日本大学松戸歯学部教授・小林清吾氏らの名前で「米国での反応 専門機関が安全宣言」という囲み記事を追加掲載しています。専門機関が安全宣言を出しているというのですが、このような安全宣言は必ずしも正しいとは限りません。それは古くは水俣病、新しくは、薬害エイズ事件、タミフルによる異常行動事件でも見られるように、企業の利益を守る行政の共通した姿勢があり、それが事件の解決(ここでは水道水フッ素化の中止)を遅らせ、被害者の数を増やすという結果になっているのです。

 またお二人は、「フェイギン氏は医学・歯学の専門家ではなく、フッ化物に関する論文を査読制度のある学術雑誌に発表したことはない。」と言っています。しかしフッ化物洗口の有効性を報告したお二人やそのグループが出した論文はすべて、国際的な評価スステムであるコクランのシステマティックレビューで、科学的水準が低いとして一つも取り上げられていないことを、どう説明するのでしょうか?

宮千代加藤内科医院(仙台市)のホームページ